未来のコーヒーが危機⁉グリーンITがコーヒーを救う
突然ですが、コーヒー2050年問題をご存じでしょうか?
1日の始まりや仕事の合間、食後と、様々なシーンで飲まれているコーヒー。わたしも毎日その香りと味わいに癒されています。
コーヒーは赤道を挟んで南緯25度から北緯25度の「コーヒーベルト」という昼夜の寒暖差がある標高の高い地域で栽培されていますが、温暖化により主力品種の収穫量が半減しているそうです。
また、異常気象や近年の人材不足の加速により2050年を待たずとして大きな問題に発展と言われています。
そこでIT業界としてできることは?
調べてみると「グリーンIT」というキーワードにたどり着きました。
グリーンITとは情報技術(IT)を用いて脱炭素社会構築に向けて社会や企業の環境負荷低減につなげる技術のことを指しており、「情報システムそのものの環境負荷低減」と「情報システムによる環境負荷低減」の二つの側面があるそうです。
省エネ家電も、まさにグリーンITの一環ですね。
今後は技術による「IT自身の省エネ」と、細やかなエネルギー管理を一元化し消費電力を削減する「ITによる省エネ」がますます重要になりそうです。
気候変動に伴う問題は1か国、1企業の努力では解決できません。
しかし、大手企業もこの問題に取り組んでおり、例えば大手UCCホールディングス㈱では2040年までにカーボンニュートラルの実現を目標に向けて、温室効果ガスの削減対応を行っていくそうです。
個人では気候変動の影響を実感しにくいかもしれませんが、まずは企業の取り組みに関心を向けることが問題解決への第一歩と言えるのではないでしょうか。