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地元AIプロジェクトの舞台裏

 

現在「津軽弁」の言語的な複雑さに挑むプロジェクトが進行中という話題を発見しました。

パッションの地元弘前で使われている「津軽弁」は難解な方言と言われています。
地方の方言であるためコミュニケーションは難しく、特に高齢者との会話は一段と難しいものです。
言葉の一つ一つに異なる意味が込められ、その使い分けが繊細であるため、地元民でさえも理解に苦しむことがしばしば。

特に深刻なのは医療や介護の分野で、お互いが思いを正確に伝えることが難しく、ストレスが生まれてしまいます。

こうした問題に対処すべく地元の弘前大学と東北電力が力を合わせ、2019年からAIを活用した翻訳システムの研究が進めているそうです。
このプロジェクトは津軽弁をAIで共通語に翻訳し、様々な現場で活用することを目指しており、高い精度を持つ翻訳システムを開発し、今後それをスマートフォンアプリとして提供するとのこと。
これにより、津軽弁を理解しにくいと感じる方でも手軽にコミュニケーションを円滑に図ることができるでしょう。

現在、プロジェクトは音声データの収集フェーズにあり、実用化に向けては20万通り以上の文例をAIに学習させる必要があるとされています。期待が高まるなか、この新たな翻訳システムが地元のコミュニケーションに革新をもたらすことを期待しています。
完成が待ち遠しいです。

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