公開すると雨が降る?伝承を検証してみた!
2024.08.09
青森県弘前市に所在する「久渡寺(くどじ)」。
近くには子どもの森やキャンプ場も存在し、弘前市民にとってなじみの深い場所です。
こちらの久渡寺、江戸時代に活躍した絵師・円山応挙(まるやまおうきょ)の描いた幽霊画を所蔵していることでも有名です。
その幽霊画の名前は「返魂香之図(はんごんこうのず)」
亡くなったある特別な存在の女性を供養するために弘前藩家老の森岡元徳が円山応挙に依頼し、書かせたものと伝わっており、
(この絵のモデルになった女性は、調査の結果、森岡元徳の妾の可能性が高いと言われています。)
1784(天明4)年に久渡寺に奉納され、2021年には市認定有形文化財となりました。
さて、この幽霊画、年一回旧暦の5月18日に、供養のため一般公開されるのですが、ある伝承が伝わっております。
■幽霊画を公開すると雨が降る!?■
幽霊画を公開すると雨が降るので、雨乞いに効験があると伝承されているのですが、本当かどうか調べてみました!
公開年 | 公開日 | 天気 |
2024年 | 6月23日 | 翌日雨 |
2023年 | 7月5日 | 小雨 |
2022年 | 6月16日 | 翌日小雨 |
2021年 | 6月27日 | 小雨 |
2020年 | 7月8日 | 小雨 |
旧暦の5/18が公開日なので、現代の日付に直すと日にちはまちまちなのですが・・・
結果は公開日はほぼ雨でした。
どうやら伝承は本当のようです!