弘前市が誇る庭園~藤田記念庭園~
将棋の藤井聡太竜王・名人が、伊藤匠叡王にタイトル奪取され、8冠から7冠へ。
というニュースが少し前に話題になりました。八冠とは将棋の8大タイトルの事を指します。
タイトル戦は国内の由緒ある旅館、ホテル、寺院などで開催されますが
2009年からは、対局場所の選定に関して、公募制の方法が取られております。
タイトル戦の対局を誘致すると、地域活性化などのメリットがあるのですが、
実は弘前市、2017年に将棋のタイトル戦では最も古くから存在する、「名人戦」の対局場として選ばれた場所があります。
それが、「藤田記念庭園」です。
(平日の午後にもかかわらず、観光客がたくさんいました!
園内は40分程度で回れました。美しく手入れされた園内は圧巻です)
こちらの藤田記念庭園、調べるとすごい事がわかりました。
藤田記念庭園は、弘前市出身の実業家、藤田謙一が大正時代に別荘として造らせたものです。
藤田謙一は19歳で上京し、明治法律学校(現:明治大学)に入学。
熊野敏三法学博士の書生となり、明治35年たばこ製造販売業の岩谷天狗商会に入社、以後60社以上の会社代表や取締役となる。
東京商工会議所会頭を経て、1928年、日本商工会議所初代会頭に就任、日本屈指の財界人として活躍した。
(出展:藤田記念庭園案内パンフレット)
日本商工会議所の初代会頭が弘前市出身だったというのが驚きです。
園内はカフェが併設されており、アップルパイが有名です。
弘前へお越しの際は、是非お立ち寄りください。