コラム@パッション

豪雪地帯にある温泉地「酸ヶ湯温泉」

青森県有数の豪雪地帯、「酸ヶ湯」

アメダスの観測地点としては積雪・全国1位の5メートル66センチの記録があります。

積雪を観測するアメダスの標高は890mと、ほかのアメダスよりも高い所にあるため、積雪量が多くなります。

 

そんな酸ヶ湯ですが、温泉地としても有名です。

1954年(昭和29年)、四万温泉、日光湯元温泉と共に国民保養温泉地第1号に指定されています。

名前の由来は鹿が温泉で傷をいやしたことから鹿湯(しかゆ)とされ、お湯が強い酸性であることから酸ヶ湯(すかゆ)に名前が変わったとされており、

約300年ほど前に開かれた古い歴史をもつ温泉宿で、「湯治」という伝統療法が整った温泉と言われております。

酸性の温泉で、PH値は2.0を切り、これは身近なものと比較すると、レモンや市販のお酢よりも、すっぱいということになります。

 

 

温泉の施設には「まんじゅうふかし」というものがあり、天然蒸気が噴き出す上に青森ヒバのベンチを設置し、そこに腰掛けて温まる(ベンチの下に温泉が通っている)

という原始的ですが効果が高い温泉療法です。

まんじゅうとは津軽弁で、女性の象徴を表すもの。その為、別名「子宝の湯」とも言われております。

 

 

先月、豪華客船「クイーン・エリザベス」などを運行する英国の海運会社「キュナード・ライン」は世界各国の「最もラグジュアリーな寄港地観光ツアー」トップ10を発表し、

何と酸ヶ湯温泉が1位になりました!八甲田山系の景観や温泉文化に触れられることなどが、高く評価されたようです。

 

 

日帰り入浴も可能なので、是非青森へおいでの際は立ち寄ってみてください。

 

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