酸ヶ湯が積雪の観測地点になっている理由
以前コラムで、青森県有数の温泉地「酸ヶ湯温泉」について書きましたが
酸ヶ湯は雪が世界一降ると言われる青森市を、はるかに上回る積雪量を誇ります。
全国ニュースで、酸ヶ湯の積雪量が放送されることは多く、
ニュースを見た友人から「雪かなり降っているけど大丈夫?」という心配の声を頂くことも少なくありません。
しかし、酸ヶ湯は山間部にあるため、実は人がほとんど住んでいない地域にあたります。
ではなぜ、そんな地点の積雪量を観測しているのか?
調べてみると、NHKが青森気象台を取材した記事が出てきました!
「青森地方気象台によりますと、酸ヶ湯で積雪などの観測を始めたのは昭和54年です。
気象台によりますと、その理由は、山間部は平地より気象の予測が難しいため、データの蓄積が必要なことや、
雪崩などが起きやすく、周辺の道路を通る際に観測データを役立ててもらうことなどです。」
引用:NHK青森放送局
確かに山の天気は変わりやすいので、統計をとって予測に役立てているというのは納得です。
今回は、もしかしたら県民も知らないかも?な青森県の気象のお話しでした。