津軽の一代様 – 干支を守り神とする津軽の風習
皆さんは初詣に行く予定はありますか?
もちろん、神社や寺院にお参りされる方が多いと思いますが、今回は津軽地方の独特な風習「津軽の一代様」について
ご紹介したいと思います。
「一代様」とは、自分の生まれた年の干支を守り神とする津軽地方の風習です。
つまり、生まれた年の干支を祀っている神社や寺院を「一代様」と呼び、その年の干支を持つ人々が特に大切にする存在なのです。
初詣だけでなく、受験や出産など、人生の節目にも自分の生まれた年の干支を守り神とする神社「一代様」を訪れる習慣があります。
家族でお参りする場合、生まれた年の干支が異なる場合はそれぞれの干支を祀る神社や寺院にお参りすることになります。
このように、津軽地方には独自の風習が根付いています。
干支を守り神とする「一代様」を通じて、地域の人々が結びつき、大切な節目を祝うことができるのです。
弘前にいらした際は、ご自身の生まれた干支が祀られている神社や寺院を訪れてみてくださいね。
【津軽一代様一覧】
子 多賀神社(弘前市)
丑・寅 求聞寺(弘前市)
卯 最勝院(弘前市)・天満宮(弘前市)
辰・巳 橋雲寺(弘前市)
午 白山姫神社(黒石市)
未・申 大円寺(大鰐町)
酉 国上寺(平川市)
戌・亥 弘前八幡宮(弘前市)