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地元の味、津軽味噌

コラム_地元の味、津軽味噌

青森県には、地元の特産品として醤油や味噌を製造する老舗の向上が点在しています。

その中でも弘前市にある「加藤味噌醤油製造元」は、弘前唯一の味噌蔵として親しまれています。

創業は明治4年で、津軽地方の「津軽味噌」を長年にわたって作り続けてきました。

 

津軽味噌は、3年もの長期間熟成させた色の濃い赤色辛口の米味噌です。

寒冷な地域に適応するため塩分はやや高めですが、じっくりと熟成されることで、

塩気が馴染みまろやかな口当たりになっています。

仕込みは毎年寒い時期に一気に行われる「寒仕込み」の方法で作られ、すべての工程が手作業で丁寧に行われているそうです。

 

そんな津軽味噌を使ったおすすめの料理が、津軽の郷土料理「けの汁」

大根、人参、ゴボウ、わらび、ふきなどの地元の食材を細かく刻み、味噌で味付けした温かい汁物で、

さまざまな出汁がしみ込んでとても美味しい一品です。

保存がきくため、大量に作って少しずつ食べるのが津軽地方の伝統。

最後の方は味が一段としみ込んでいるため深みが増して絶品です。

最近では、スーパーでもけの汁用の具材パックが販売されており、手軽に作ることができます。

photo:公益社団法人 弘前観光コンベンション協会

温かい一杯で心も体も温まる津軽の味を、ぜひご家庭でも楽しんでみてください。

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