実は戦略?Appleの“おまけ”の秘密

iPhoneを購入したとき、箱の中にさりげなく入っている“あの”Appleロゴのステッカー。
なんとなく「捨てずにとっておきたいな」と思ってしまう存在ですよね。
でも、ふと疑問に思いませんか?「これって、なんで付いてるんだろう?」と。
実はこのステッカー、ただのおまけではないと言われています。
一説にはAppleファン向けのサービスとも、
また、ユーザー自身が広告塔になる仕掛けだとも考えられています。
街中で、バッグやノートPC、車などに貼られたAppleのステッカーを見かけたことはありませんか?
あれを見た人は、「Appleって人気があるんだな」「なんだか信頼できそう」と、自然とイメージを良くしてしまいます。
今でこそAppleは世界的な人気ブランドですが、 創業当初からずっとそうだったわけではありません。
だからこそ、ステッカーを貼る行為には、「このブランドを応援している!」というファンとしての意思表示の意味合いがあったのです。
そうしたファンの気持ちが、やがて“かっこよさ”として浸透し、Appleのブランド力をさらに高めていったのです。
つまり、ステッカーはテレビCM以上に影響力のある広告ツールでありながら、
Appleにとっては“無料”という、実にスマートな戦略だったと考えられています。
Apple自身は語ってはいませんが、このステッカー、どうやら「おまけ以上の存在」であることは間違いなさそうです。
※iPhone 16シリーズから環境への配慮として、リクエストしない限りステッカーは同封されなくなりました。Appleが2030年までにカーボンニュートラルを目指す取り組みの一環のようです。