“0で割る”と出てくる答えのない世界
「0で割る」とどうなる?――iPhoneとWindowsで確かめてみた
「数字を0で割ってはいけない」――誰もが一度は聞いたことがあるルールです。
では実際に、スマートフォンやパソコンの計算アプリで“0で割る”とどうなるのでしょうか?
■iPhone

■Windows

どちらも、“計算できない”ことを示しています。
つまり、「0で割る」という操作は、どのOSでも数学的に処理できない――ということ。
では、そもそもなぜ「0で割る」は定義されないのでしょうか?
「3 ÷ 0」が「未定義」とされるのは、「0で割る」という計算が数学的にそもそも成り立たないからです。
どんな数をかけても0になってしまうため、答えが作れないのです。
そのため、「3 ÷ 0」は答えが存在しない“定義できない式”――つまり「未定義」とされます。
一方で、0 ÷ 0 の場合は、0×5でも0×100でも結果は「0」になってしまうため、
答えが1つに定まらない――これが「不定形」となる理由です。
何気ない日常のツールにも、こうした理論の片鱗が潜んでいるのは面白いですね。
気になる方は、ぜひご自身の端末でも試してみてください。