天気予報の「一時」「時々」「のち」ってどう違う?
天気予報でよく耳にする「晴れ一時雨」「晴れ時々雨」「晴れのち雨」。
一見似ているようで、それぞれきちんと意味があるのをご存じですか?
今回は、この3つの言葉の違いをわかりやすく整理してみました。
☀️「一時」…短時間だけ変わる
「晴れ一時雨」は、基本的は晴れ。
ただし、短時間だけ雨が降る予報を指します。
目安としては 24時間のうち6時間未満 の雨のことです。
洗濯物を外に干すときは、急な通り雨にだけ注意ですね。

☀️「時々」…断続的に変わる
「晴れ時々雨」は、晴れがベースですが、雨が降ったり止んだりを繰り返す状態。
おおよそ、 24時間のうち12時間未満 の雨が想定されています。
一日を通して天気が安定しないため、折りたたみ傘があると安心です。

☀️「のち」…時間の経過で変わる
「晴れのち雨」は、時間が経つにつれて天気が入れ替わるパターン。
たとえば「午前は晴れ、午後から雨が続く」といったケースです。
「のち」は”切り替わる”イメージで覚えておくとわかりやすいですね。

弘前まつわる”雨”の話
青森県弘前市にある久渡寺(くどじ)
には、江戸時代の絵師・円山応挙(まるやまおうきょ)が描いた幽霊画が所蔵されています。
この幽霊画は、毎年旧暦の5月18日に供養のため公開されるのですが――
なんと、公開すると雨が降るという言い伝えがあるのです。
「雨乞いに効験がある」とも伝わり、弘前の不思議な天気伝承として今も語り継がれています。
詳しくはこちらのコラムでも紹介しています。是非ご覧ください。
▶公開すると雨が降る?伝承を検証してみた!
これで今日から、天気予報の言葉にも少し詳しくなれそうですね。
ぜひ、明日の天気をチェックするときに思い出してみてください。