今年の土用の丑の日はいつか知っていますか?
今年の土用の丑の日はいつか知っていますか?
正解は、7月30日です。
なぜこの日はうなぎを食べるのでしょうか。そもそも「土用」って何?丑の日とは?
【土用の丑の日とは】
土用とは、「季節の変わり目の約18日間」のこと。
本来は夏だけではなく、立春・立夏・立秋・立冬の直前に、年4回あります。
なぜ“土”なのかというと、「季節の変化の種をうけとめて芽生えさせる、クッション的な準備期間」
という意味が込められているから。
古代中国に、「この世のすべては、木・火・土・金・水の5つの要素でできている」と考える五行思想がありました。
春はぐんぐん育つ木、夏は燃える火、秋は実りの金、冬はシンと静かな水…と、イメージを四季に当てはめていくと、土がひとつ余ります。
そこで「土」は、種をたくわえ、芽を出させるという土の働き(土用)に着目して、4分割して割り振られたのです。
つまり、運気が変化する時期ということですね。
では「丑の日」は?というと、干支(えと)の十二支からきています。
十二支は年にもありますが、1日にもあり、12日ごとに繰り返されます。
すると約18日間の土用の期間中に、丑の日が1~2回発生します。
これが土用の丑の日。
丑という字は「紐(ひも)・絡む」と同義で、「種の中で芽が育ちつつ、まだ伸びていない」という意味があります。
日本では丑の日を特別な日とする習慣があって(丑紅など)、特に梅雨明けに重なる夏の土用の丑の日は、重要な日だったのです。
この日は、体をいたわり精が付くものを食べることが行われてきました。
昔の人は、季節の変わり目が気を付けるべき時期であることを経験的に知っていたのでしょうね。
夏の土用の丑の日は「う」が付くものを食べると夏負けしないという言い伝えがあります。
うどん、瓜、梅干しなどがそれ。うなぎもここからヒントを得たようです。
ちなみに…うなぎの「並」と「特上」の違いは、ほとんどのお店ではうなぎの量が多いか少ないかの違いだけ。
品質は全く変わらないそうです。
値段が高いメニューほど、上質なうなぎを使っているのだろうと思い込んでいました。
土用の丑の日はうなぎを食べて、暑い夏を乗り切りましょう!