Appleに採用された国産のフォント
生活をしていて、文字に触れない日はないです。
人間と文字は、切っても切れない関係と言えます。
Apple社製品のフォントは美しく唯一無二ですが、故スティーブジョブズが中退したリードカレッジで、
カリグラフィーの授業に熱中したことが後のMac開発に大きく役立ったというのは有名な話です。
さて、MacやiPhone、iPadの標準日本語フォントは「ヒラギノ角ゴシック」というものです。
もともとは「広告やファッション雑誌の本文」に採用されることを狙って制作されたものなのですが、その美しさと見やすさから
2000年2月16日、Mac OS Xへのヒラギノ標準搭載が発表されました。
小さくても文字が潰れないデザインは、液晶にもうってつけだったのです。
以来、iPhoneやMacユーザーにとって、ヒラギノフォントは馴染み深いものになりました。
さて、このヒラギノフォント、前述したように「広告やファッション雑誌の本文」に採用されることを狙って
制作されたものでしたので、文字を小さくしても潰れないという特性+遠くからでも視認性がよく、
今では、生活のいたるところに使われております。
有名なものだと、高速道路の案内看板の和文の箇所はヒラギノフォントです。
駅の案内表示などもヒラギノフォントが利用されている所もあります。
私たちの身近なところだろ、iphoneでLINEを利用している方は、ほぼ毎日ヒラギノフォントに触れていることになります。
この「ヒラギノ」という名前ですが、私も何故だろうと思い調べた所、京都の地名「柊野」に由来しているそうです。
(世界的にみてもフォントに地名の名前が付くことはよくあることなのですね。)
ヒラギノに限らず、フォントの由来を調べてみるのは面白いかもしれません。
今日はAppleと国産フォントについてのお話でした。