津軽の象徴・岩木山、標高が変わる日

津軽平野のシンボルとして親しまれている「岩木山」。
「津軽富士」とも呼ばれ、これまで標高は1625メートルとされてきました。
しかし、2025年4月1日から全国で標高成果が改定されることにより、岩木山の標高が1メートル低くなると発表され、
地元では驚きの声が上がっています。
この標高の変更は、測量方法の違いによるものだとか。
従来は、日本水準原点からの水準測量(2点間の高低差を測る方法)に基づいて標高を決定していましたが、
今後は衛星測位による新しい測地成果に移行します。
これにより、地殻変動の影響を考慮した、より精度の高い標高が算出されるようになりました。
津軽地域では「1625」という数字に特別な親しみを持つ人も少なくありません。
車のナンバーに「1625」を選ぶ人や、岩木山をモチーフにしたご当地グッズも多く存在します。
また、弘前のご当地アイドル・りんご娘の楽曲にも岩木山をテーマにした「1625」というタイトルの曲があります。
今後どうなってしまうのか?
標高は変わっても、津軽の人々にとって岩木山は変わらぬ存在。
これからも地域のシンボルとして、多くの人に愛され続けることでしょう。