macOS Sequoia
macOS Sequoiaは、Macの生産性とインテリジェンスを新たな高みへと引き上げる機能を搭載したオペレーティングシステム。macOSの21番目のメジャーリリース。バージョンナンバーは15。名称は米カリフォルニア州のシエラネバダ山脈のセコイア国立公園から命名された。
リリース日
2024年9月17日
対応Mac
iMac 2019 以降/iMac Pro 2017/MacBook Air (2020)以降/MacBook Pro (2018)以降/Mac mini (2018)以降/Mac Pro (2019)以降/Mac Studio 全モデル
Sequoiaの新機能
Apple Intelligence
- 新たなAI機能 iPhone、iPad、macの中核にパワフルな生成モデルをもたらすパーソナルインテリジェンスシステム(人工知能プラットフォーム)で、ユーザーのコミュニケーションや仕事、自己表現に役立つ新機能を備えているとされています。米国では2024年10月より、日本での対応は2025年予定とされています。
- Siriの進化 言語理解能力が強化され、リクエスト間の文脈を維持できるようになりました。また、Apple Intelligenceに加え、外部のChatGPT-4oをOpenAIのアカウントや契約なしで利用可能となっています。
iPhoneミラーリング
- iPhoneとMacのシームレスな連携 iOS18が動作するiPhoneの画面をMac上に表示し、Macから操作できるようになります。また、MacとiPhone間でのデータを同期したり、iPhoneの通知をMacで確認することが可能となります。
- セキュリティ機能 MacからiPhoneにアクセスする際は、TouchIDまたはパスワード認証が必要となります。また使用中はiPhoneがロックされた状態を保つため、第三者が内容を見ることはできません。
メッセージ
- テキストエフェクト 新しいテキストスタイル(太文字、イタリック、下線など)に対応。リアクション機能も強化され、より多くのリアクションの選択肢が追加されました。
- 「あとで送信」機能 事前にメッセージを作成し、あとで送信するスケジュールを設定することができます。
Safari
- ハイライト機能 AIを活用して、特定の場所への道順や記事の要約、レストランの評価などクイックリンクを自動的に表示します。
- 気をそらすものコントロール ブラウジングの妨げと感じるウェブページ上の項目を非表示にできます。
パスワード
- 一元管理 これまでのiCloudキーチェーンが独立したアプリとなり、パスワード、パスキーWi-Fiパスワード、そのほかの認証情報を一か所にまとめることができるようになります。
ビデオ会議
- 新機能とアップデート FaceTimeやZoomなどのアプリで共有する場合、新機能「発表者プレビュー」にて共有内容を事前に確認できるようになります。また、内蔵された背景機能により、ビデオ通話中にシステムの壁紙、カラーグラデーションや 風景写真など、独自の写真を背景として設定できます。
その他
- マップアプリ ハイキングコース、高度などが表示され、カスタムのウォーキングやハイキングコースの経路を、数回タップするだけで作成することができます。
- ウィンドウのタイル表示 ウィンドウを画面の端にドラッグすると、OS側が自動的に画面上のタイル位置を提案してくれ、ウィンドウの配置やタイル整理が容易になり、より多くのアプリを表示できるようになります。
- メモアプリ 音声から自動で文章を書きだす機能や、会議や会話の詳細を自動的に要約する機能が搭載されています。また、新機能「計算メモ」では、数式を入力すると本文中で自動的に答えを計算することができます。
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