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WWDCに招待された日本人!エピソード②

前回の「エクセル・アート」の記事、ご覧いただけましたか?

まだの方はこちらからご覧いただけます。

WWDCに招待された日本人!エピソード①

今回はこの「エクセル・アート」の発案から、アプリ開発がきっかけとなり、WWDCに招待された日本人、若宮正子さんのエピソードの最終回です。

東日本大震災の後、福島県浪江町で高齢者に寄付されたタブレット端末の使い方を教えるボランティアをしていた若宮さん。そこで知り合ったスマートフォンアプリの開発等を行う宮城県の会社の代表の方との出会いが、自らアプリ開発を手掛けるきっかけとなります。年配の方でも遊べるアプリを作って欲しいと相談したところ、「自分で作ったらいいじゃない」と。そこでやる気に火が付いたそうで、開発言語「Swift」を使って作ったアプリが、2017年にリリースされた「hinadan」でした。

ひな壇の正しい場所に人形を飾るゲームで、私も実際にダウンロードしてプレイしてみましたが、これがなかなか難しい・・・。(五人囃子と高砂の翁、媼の位置がこんがらがります。)

このアプリを81歳で開発しただけでもすごいのですが、なんとApp Storeにアプリリリースの申請までご自身で行ったと言うのだから、驚きです!そこからCNNからメール取材の依頼が入り、アプリを紹介するウェブ記事が公開されると、多くのメディアから取材を受け、生活が一変したそうです。そしてApple社からWWDC2017の招待が届き、ティム・クックと直接対談まで実現しています。

しかし、プログラミングやAIがいくら発達しても、若宮さんは人間の可能性を信じています。
スマホを使い、育てるのはユーザーであり、大事なことを最終的に判断するのは人間であると述べています。

アプリを使う側である私たちの人間力を上げていくことが、これからはもっと大切になっていきますね。

 

 

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