知ってる?「祝日」と「祭日」の違い

みなさんはゴールデンウィークはどのように過ごされましたか?
突然ですが、「祝日」と「祭日」の違いってご存じですか?
日常会話ではなんとなく使っているけど、実はこの2つ、意味も成り立ちも違うんです。
今回はそんな「祝日」と「祭日」の違いについて、ちょっとした豆知識をお届けします!
「祝日」とは?
「祝日」は、正式には「国民の祝日」のこと。
これは法律で定められた休日で、誰もが休める日としてカレンダーに載っています。
たとえば…
元日(1月1日)
建国記念の日(2月11日)
憲法記念日(5月3日)
体育の日(10月の第2月曜日)など
これらは「祝日法(国民の祝日に関する法律)」に基づいて決められていて、国家的なお祝いの日なんです。
「祭日」とは?
一方で「祭日」は、かつて存在していた宮中祭祀や神事に関する日です。
つまり、神様や先祖を祀る宗教的な意味合いのある日だったんですね。
たとえば、かつての祭日には…
四方節(天皇が天地四方を拝む日)
神嘗祭(新穀を神に供える日)など
ですが、1948年の祝日法施行をもって、「祭日」は制度上、廃止されました。
現在、法律上は「祝日」しか存在しないんです。
とはいえ、まだ残る「祭日」という言葉。
実際には今でも「祝祭日」と一括りで使われることも多いですよね。
これは昔の名残や慣用表現として残っているもので、法律的には「祝日」だけが正式用語です。
ちょっとした違いですが、知っていると「へぇ〜!」と一目置かれるかも?