コラム：iPhoneアプリを開発する方法とは
iPhoneなどのスマートフォンが普及し、あらゆる会社でモバイル向けアプリ開発の動きが進んでおります。今回はiOSアプリの開発に必要な開発言語やソフトウェア、開発手順・準備を知りたい方に向けて、iOSアプリの開発に必要なものや開発環境、iOSアプリの開発手順などを解説していきます。
目次
1.iOSアプリを開発する前に準備するもの
2.iOSアプリの開発に適した開発環境
3.iOSアプリの開発に必要な言語とは
4.iOSアプリの開発手順
1.iOSアプリを開発する前に準備するもの
1-1 パソコン
iOSアプリの開発には、Appleが提供する開発者向けツールやライブラリが使用されます。そのためMacを使用することがベストです。
Macが必要な理由
iOSアプリの開発にMacが必要な理由にはいくつかあります。
① Appleの統合開発環境（IDE）であるXcodeは、macOS上でしか動作しません。
XcodeでiOSアプリの開発に必要なビルド、デバッグ、シミュレータの実行などの機能を使用します。
② iOSアプリの動作をテストするためには、iOS Simulatorが必要ですが、これもXcodeと共に提供されます。
Windows上では利用できません。
Windowsでは開発できないのか？
では、実際にWindows環境では開発することはできないのか。開発する方法はあります。
ただ、Windows内に仮想OSを作成して開発しなくてはならないため非常に難易度が高いです。また、不具合が発生する
リスクもあるため開発することはおすすめできません。
1-2 アプリテスト用iPhone
テスト用iPhoneが必要な理由はこちら
①iPhoneデバイス上でのテストは、デバイス固有の問題や挙動を検出するために重要です。
シミュレータでは再現しきれないデバイス特有の挙動やパフォーマンスの問題を特定することができます。
②実際のiPhoneデバイス上でアプリを実行することで、デバイスの性能やユーザーエクスペリエンスに関する
正確な評価が可能となります。
③シミュレータでは一部の外観や動作の微細な違いが再現されないことがあります。リアルなデバイスでのテストは、
アプリの外観と動作を確認するために重要です。
多くのユーザーが使っているであろう最新端末や、1つか2つ前の世代のデバイスを用意します。
1-3 開発環境
開発環境としてXcodeなどが必要となります。Xcodeを利用できるのはMacのみになるので注意してください。
Xcodeの他にAndroid Studioにも、アプリを効率的に開発するための便利機能が揃っております。
Xcodeではストーリーボードという機能を使えば、 ドラッグ＆ドロップだけでアプリ画面のレイアウト、パーツ配置、
画面遷移などを実装できます。
そのほかにもクロスプラットフォーム開発が可能な開発環境もあります。下記で詳しくご紹介します。
1-4 Apple ID
アプリをApp Storeに公開するためのApple Developerアカウントの取得が必要です。
開発者証明書とプロビジョニングプロファイルの作成は事前に済ませておくとよいでしょう。
2.iOSアプリの開発に適した開発環境
・Xcode
XcodeはMac専用の統合開発環境で、Apple社が開発したものです。
iPhoneやiPad、MacなどのApple製デバイスで使用するアプリを開発する為には必須といえます。
【詳しくはこちら】
Xcode
Appleが提供する統合開発環境(IDE)。macOS、iOS、iPadOS、watchOS、visionOSなどのApple製品向...
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・Flutter
Flutterは、Google社が開発したアプリ開発環境で、Dartを使ったクロスプラットフォーム開発ができます。
1つのコードで複数のプラットフォーム（iOS、Android、Web、Windows、Mac、Linux）に対応可能。
ほかのアプリ開発環境と比べて、デザイン性に富んだアプリの開発がしやすく、自由度の高いUIの構築ができます。
【詳しくはこちら】
Flutter
クロスプラットフォームに対応しており、1つのコードで複数のプラットフォーム（iOS、Android、Web、Windows...
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3.iOSアプリの開発に必要な言語とは
・Swift
Swiftは、iOSアプリ開発向けにApple社が開発したプログラミング言語です。
従来はObjective-Cと呼ばれる言語を使っていましたが、より簡単にアプリ開発ができるようにとSwiftが開発されました。
スクリプト言語に近い形でプログラミング設計ができ、動作も軽いため、サクサクとiOSアプリのプログラミング作業が可能。
【詳しくはこちら】
Swift
Apple社が2014年に発表したプログラミング言語。Swiftとは本来アマツバメという鳥のことで、「速い」「すばやい」「迅...
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・Objective-C
Objective-Cは、Appleが採用している標準のプログラミング言語でした。
既存のC言語のコードと組み合わせやすい特徴があります。これにより、既存のライブラリやシステムとの連携がスムーズに行えます。
またオブジェクト指向のプログラミング言語であり、クラスやオブジェクトを使用してコードを構築します。これにより、コードの再利用性や保守性を向上させることが可能。
【詳しくはこちら】
Objective-C
Apple公認のプログラミング言語。2008年に公式開発言語として発表されておりアプリ開発言語として多くの開発者...
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4.iOSアプリの開発手順
今後、社内で開発した『誰でも作れる簡単クロックアプリ』の開発手順と様子を掲載していきます。乞うご期待。