Objective-C
Apple公認のプログラミング言語。2008年に公式開発言語として発表されておりアプリ開発言語として多くの開発者に利用されています。
①Objective-Cとは
1983年にStepstone社によって公開された言語。
C言語をベースに開発されたSmalltalk型オブジェクト指向*のプログラミング言語であり、MacOSやiOSアプリの開発を得意としている。
使用する際はXcode上で使用する。
macOSのアプリ開発やiOS、iPadOS向けのアプリ開発(iPhoneやiPad向け)の開発言語として多く利用されています。
*オブジェクト指向・・・プログラミングを簡単にする考え方のこと。
※関連ページ
②Objecive-Cの歴史
1983年にブラッド・コック氏とトム・ラブ氏の設立したStepstone社によって公開された言語。
当時はマイナーな言語であったが、Apple社を退任後にスティーブジョブズが立ち上げた「NextComputer社」の製品である「NexTSTEP」の主要な開発言語に採用されたことで注目が集まる。
1995年にはNeXT Computer社がStepstone社からobjectiveCとその商標に関するすべての権利を買い取る。
その後、Apple社がNextComputer社を買収。そして2001年にMacOSXが登場以降、アプリ開発言語として多くの開発者に利用されることとなる。
③Objective-Cの長所
言語としての歴史は長いので、膨大な知識の蓄積があり情報量が多く、現在でもObjective-Cは多くのiOSアプリケーションで使用されいる。
Swiftが主流になってもObjective-Cが使われ続けることは間違いない。
C言語の上位互換の言語。CやC++ができるなら、学習コストは高くない。
④Objective-Cの短所
開発できるOSが限られており、AppleTV Watchos Macosなど、Apple製品のOSでしかアプリを開発できない。
Objective-C 言語の基本部分の特定の機能を学習するためには、Objective-C 言語全体の構造を理解しなければならないという難しさがある。
表記が独特でわかりづらい。
⑤Swiftとの関わり
2014年にApple社からSwiftが発表されObjective-Cは今後、徐々に置き換えられることが予想されているが、全部がswiftに置き換わるわけではなく、アプリケーションのメンテナンスやアップデートを行うには、Objective-Cの知識が必要になるケースがある。Swiftの最大の弱点は歴史の浅さゆえすべてのことをSwiftで解決できないという点があげられる。
そのため、Objective-Cの知識を持つことは依然として重要であり、今後も必要とされるスキルと言える。
※関連ページ
まとめ
・Apple社のmacOS、iOSアプリを開発するために使用されるプログラミング言語
・近年は Swift の方がシェア率が高い
・Swiftで解決できないものも存在するので、Objective-Cの知識を持つことは依然として重要。
長年、Objective-Cで開発実績のあるPassionならノウハウも充実。
既にリリースしているmacOS、iOSアプリの改修や更新作業をご検討中の方、経験豊富なエンジニアが対応いたします。
関連ページ